情報化技術が飛躍的に進んだ現代社会は、情報伝達や情報保存がボタン一つで簡単にできる便利な時代になりました。
しかし、漢字は読めるが書けない人や文字変換で違った漢字を使ってしまうなど、便利さを追求するあまり、本来持ち合わせている能力の低下を招き、大切なことまで忘れやすくなっているのではないかと思います。
昔の人は、大切なことを後世に伝えるために、「備えあれば憂いなし」「天災は忘れた頃にやってくる」などの短い言葉で、親から子、子から孫へと言い伝えとして、言葉のリレーを行なってきましたが、それを私たちで止めてしまっているのではないでしょうか。
そなえる.comは、先人たちの智恵を私たちの時代で途切れることがないように後世に引き継ぐ、社会的課題の解決に向けた活動にも大きな使命があると確信しています。
『震災の教訓を忘れない、次世代に伝える』
東日本大震災の復興支援活動を通じて、現地の企業経営者などから震災体験、事業復興などについて詳しく聞くことができましたが、どれもが貴重な内容であり、今後かならず大震災が起きると言われている地域にとっては有益な情報です。
しかし、東日本大震災のように悲惨なことを体験した人は、思い出したくない心理が働き、経験談を話さない傾向にあります。
必ず起きると言われている地域の人は、起きないことを願うあまり、悲惨なことを想定しない傾向にあります。
このままでは、有史以前から何度も繰り返している災害時と同じく、喉元を過ぎれば、記憶の回路から消えていくと思えてなりません。
そなえる.comが行なう防災セミナーでは、震災経験者などをお呼びし、震災の教訓を次世代に伝えることを目標としています。
『災害に備え、強い企業をつくる』
いつ起こるかわからない大災害、災害時の被害を最小限に抑え、企業の緊急事態を生き抜くための備えが社会から各企業に求められています。
そなえる.comでは、中小企業の事業継続計画(BCP=Business Continuity Plan)の策定支援、防災プラン提案などを行なっています。
多くの企業様に防災用品の納入実績をベースにご予算、条件に応じて防災の専門家が必要な防災対策をご提案いたします。
『企業の社会的責任(CSR)として、災害に強い地域をつくる』
東日本大震災のような広域的な被害や都市で発生した場合は、行政だけに支援を頼ることは出来ず、企業が立地している地域(町内会的な狭い範囲)と連携することが、地域防災として求められています。
そなえる.comでは、企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)の策定支援、CSR報告書の作成支援などを行ない、災害に強い企業、地域そして社会づくりに貢献したいと願っております。